GitLabのDependency Scanningを導入するには、以下の手順に従うことができます。Dependency Scanningは、プロジェクトの依存関係を分析し、セキュリティの脆弱性を検出するのに役立ちます。
1. GitLabプロジェクトにログインし、対象のリポジトリに移動します。
2. リポジトリのルートディレクトリに `.gitlab-ci.yml` という名前のCI/CDパイプライン設定ファイルが存在することを確認します。存在しない場合は、リポジトリのルートディレクトリに新しいファイルを作成します。
3. `.gitlab-ci.yml` ファイルを開き、次のように編集します:
```yaml
stages:
- build
- test
- deploy
variables:
# 必要に応じて変数を設定
before_script:
# 必要なセットアップコマンドをここに追加
# ビルドステージの設定
build:
stage: build
script:
# ビルドに必要なコマンドをここに追加
# テストステージの設定
test:
stage: test
script:
# テストに必要なコマンドをここに追加
# Dependency Scanningの設定
dependency_scanning:
stage: test
script:
- echo "Running Dependency Scanning"
artifacts:
reports:
dependency_scanning: gl-dependency-scanning-report.json
allow_failure: true # スキャン結果に問題があっても、ジョブを失敗させない
# デプロイステージの設定
deploy:
stage: deploy
script:
# デプロイに必要なコマンドをここに追加
```
この `.gitlab-ci.yml` ファイルは、CI/CDパイプラインを定義します。Dependency Scanningのジョブは `dependency_scanning` ステージで設定されています。
4. プロジェクトルートに `.gitlab-ci.yml` ファイルをコミットし、リモートリポジトリにプッシュします。
5. GitLabのプロジェクトページにアクセスし、CI/CDパイプラインが実行されることを確認します。Dependency Scanningジョブは、CI/CDパイプラインの一部として実行され、依存関係のスキャン結果は `gl-dependency-scanning-report.json` ファイルに保存されます。
6. スキャン結果はGitLabのWebインターフェースから確認できます。プロジェクトページに移動し、左側のメニューで「Security & Compliance」を選択し、「Dependency Scanning」セクションにアクセスします。
これでDependency ScanningがGitLabプロジェクトに導入されました。セキュリティの脆弱性を定期的にスキャンし、プロジェクトの安全性を向上させるのに役立ちます。
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